2020/7/14
公明党船橋市議団とコスモス成年後見サポートセンター千葉県支部との意見交換会が行われました。
2025年には認知症有症者が700万人に達するといわれるなか、権利擁護のため、成年後見制度の利用を促進すべく国、地方で施策の推進が図られようとしていますが、日本における利用者は22万人程度とまだまだ十分に活用されているとはいえない状況にあります。利用促進には本人や家族にとってメリットを感じられる制度としていくことが求められますが、一方で、後見人等への支援の充実も制度を維持し発展させていく上で重要な課題です。意見交換では、対応が困難な事例が増加しているなかで、後見人が孤立しがちな状況や本人の収入、資産が少なく事実上無報酬で後見業務を行なっているケースも少なくないこと、新型コロナウイルスの影響が拡大するなかでも頻繁に高齢者宅へ足を運ばなければならない後見人に対するマスクなどの支援がないことなどの実状を伺いました。
意見交換会には市議のほか仲村秀明県議も出席。誰もが安心して利用できる制度としてゆくため、国、地方での取り組みを訴えていきます。
つのだ ひでお(角田 秀穂)
略歴
1961年3月 東京都葛飾区生まれ。
創価大学法学部卒業。
上下水道の専門紙・水道産業新聞社編集部次長を経て、1999年から船橋市議会議員を4期、2014年から2017年まで衆議院議員を1期務める。2021年10月2期目当選。
社会保険労務士。