〜このまま進めば101億円の赤字!年末までに新計画(素案)を策定〜
事業開始から19年、東葉高速鉄道開通からも15年が経過する飯山満土地区画整理事業。事業の長期化と地価の下落などからこのままでは101億円の赤字となるとの試算が今年に入って示されました。6月議会でも今後の取り組みについて質しました。
市がまとめた「事業見直しの基本方針」では、区画整理事業の早期完成のため、事業化のめどが立っていない隣接する西部地区と切り離して、道路計画等を見直すほか、移転補償費削減のための換地の見直し、区画整理事業区域の縮小などを打ち出しています。
この基本方針に基づき、「新たなまちづくり計画」の素案を今年中に策定する方針で、この段階で街区や道路や公園の配置など具体的な見直し後の姿が明らかになる予定です。
区画整理事業は関係権利者の同意が得られるかがカギであることから、丁寧な対応が求められます。
★議会での議論★
つのだ:飯山満土地区画整理事業の見直しについて、今年度はどのような作業を行うのか。その際、関係権利者への丁寧な説明を心がけてほしいがどうか。計画見直し期間中の工事はどうするのか。
飯山満駅前を通って前原に抜ける建設中の都市計画道路(3•4•27号線)はどうなるのか。
答弁:今月(6月)末に事業見直しの基本方針を関係権利者に説明し、その後、新たなまちづくり計画を策定を進める。見直し作業の進捗に応じて説明会開催などきめ細かな対応をしてゆく。駅前広場、飯山満川改修など現在実施中の箇所は順次整備を進める。3•4•27号線は必要な幹線であり、見直すつもりはない。
つのだ ひでお(角田 秀穂)
略歴
1961年3月 東京都葛飾区生まれ。
創価大学法学部卒業。
上下水道の専門紙・水道産業新聞社編集部次長を経て、1999年から船橋市議会議員を4期、2014年から2017年まで衆議院議員を1期務める。2021年10月2期目当選。
社会保険労務士。