質問に対する答弁を踏まえて、今後の療育支援についての要望…
つのだ:就学前の発達障害児を含む気になる子どもの実態について、本市の幼稚園、保育園への実態調査では3.3%程度いるとのこと。もとよりこの調査は現場の教諭、保育士の主観によるところが大きいため、直ちに発達障害児の実態を表す数字だということはできないが、気になるのは調査結果の中でも示され、私自身現場の声を伺う中で多く耳にしたことは、「気になる子」は年々増えているということだ。
いずれにしても、幼稚園を含めた現場への巡回支援がこれから本格的に実施されるなかで、「気になる子」「支援を必要とする子」の実態が明らかになってくると思う。
そのうえで就学前の子どもに対する支援のあり方がこれから検討されてくるものと思うが、是非とも実態の把握を急ぎ、支援の必要な子どもに対しては早期に支援が講じられるよう積極的な取り組みを要望する。そのために必要な人材の確保について優先的に配慮して頂きたい。
(医療センターに)
つのだ:医療センターに(優秀な)児童精神科医を招聘していただきたい。自治体が発達障害児への支援を行っていくうえで医療との連携は不可欠である。自治体病院の経営環境が悪化し、特に都市部の自治体病院がなぜ自治体病院であり続けなければならないのか、その説明が強く求められているなかで、その一つの答えにもなるとも考える。難しいことは承知の上でぜひとも招聘に動いて頂きたいがいかがか。
健康福祉局長:専門医の数が少なく難しいが、医療センターとも相談して行きたい。
つのだ ひでお(角田 秀穂)
略歴
1961年3月 東京都葛飾区生まれ。
創価大学法学部卒業。
上下水道の専門紙・水道産業新聞社編集部次長を経て、1999年から船橋市議会議員を4期、2014年から2017年まで衆議院議員を1期務める。2021年10月2期目当選。
社会保険労務士。