つのだひでお(角田 秀穂)|衆議院議員|公明党
つのだひでお(角田 秀穂)|衆議院議員|公明党

とりあえずのまとめめいたもの

児相2私は殆どテレビというものを見ません。ここ数年では唯一『半沢直樹』にはまったぐらいです。最近、児童養護施設を扱った「明日、ママがいない」というドラマが関係者から抗議を受けているというニュースをネットで見ました。「施設に対する偏見を助長する」とか、そんな理由だったと記憶しています。私自身そのドラマを見ていないのでコメントのしようがないのですが、考えてみればドラマの「半沢直樹」もドラマの「明日ママ」も当然ながらフィクションであり、現実を描いているものではないはずです。「半沢直樹」の世界を、少なくとも社会に出て働いてる人の殆どはは「こんなことありえねぇよな~」と思いつつドラマを楽しんでいた。その一方で「明日ママ」は、現実を正しく伝えていないという(多分一部から)の批判に翻弄される。別に見てもいないドラマのことをとやかく言うつもりは毛頭ありませんが、何故このような社会現象が起こるのだろうかと考えさせられました。結論からいえば「明日ママに」描かれた、あるいは描かれる世界に対して、社会はあまりにも無知であり、無関心であったということなのだと思います。(前置きはここまで)

児童福祉法が改正され、中核市も児童相談所を設置できるようになって久しいが、金沢市、横須賀市が児童相談所を開設して以降、後に続く中核市はない。費用と人材確保のハードルが思いのほか高いからだ。費用の面でいえば施設の建設を除く運営費だけを考えても船橋市の場合、少なく見積もっても毎年15億円程度の負担が新たに生じることになる。決して軽い負担ではない。「児童相談所は県の仕事だ。それだけの金があるならもっと別の使い道があるだろう」という批判に対して説得力のある答えも求められるだろう。私自身はそのような批判をする方たちの言い分も十分理解したうえで、それでも船橋市は児童相談所を開設すべきだと考えている。否、船橋に限らず、少なくとも全ての中核市が児童相談所を開設できるよう、国も財政支援を真剣に考えるべき時に来ていると考えている。(続く)

 

 

つのだ ひでお

つのだ ひでお(角田 秀穂)

  • 略歴

  • 1961年3月 東京都葛飾区生まれ。

  • 創価大学法学部卒業。

  • 上下水道の専門紙・水道産業新聞社編集部次長を経て、1999年から船橋市議会議員を4期、2014年から2017年まで衆議院議員を1期務める。2021年10月2期目当選。

  • 社会保険労務士。