新年度(21年度)予算案を審議する3月議会では、就学前の発達障害児など発達につまずきのある子どもへの支援を充実するため新たに実施されれる私立幼稚園等への専門家チームによる巡回支援について具体的な内容を質問するとともに、就学前から小学校までの総合的な支援体制づくりが急務だとの思いから種々質問をしました。今回は質問が多岐にわたるため、何回かに分けて概要を報告します。

(1)は就学前の保育園・幼稚園における気になる子の実態と支援についてです。
つのだ:発達障害児を含む発達に何らかのつまずきのある子、あるいはそれが疑われる子に対してできるだけ早期に、可能な限りの支援を行うことの重要性が指摘されていることを踏まえ、本市の現状と今後の取り組みについて何点か質問したい。

・就学前の発達障害児の実態についてどのように把握し、今後の支援のあり方についてどのように考えているのか伺う。

・21年度からスタートする幼稚園等に対する巡回支援について、現場では
「本を読んだりして勉強しているが、本当のこれで良いのかと思いながらやっているのが現状。指導計画づくりのアドバイスまでやってもらえればありがたい」「1学期に2回くらい行政から巡回に来てくれて、「どうですか?」から始めてもらいたい。気になる子の親に「ちょっと専門家に見てもらったら」とはいえない。「今度来るから相談してみれば」なら言える」「気になる子の指導は独学でやっている。

私たちは幼稚園教諭の専門性はあるが発達障害児の専門家ではない」「支援は小学校に上がってからでは遅い。希望する園に定期的に巡回して貰えるとありがたい」など、専門家による支援を求める声は強いが、具体的にどのような支援を考えているのか伺いたい。

福祉サービス部長:昨年11月に市内保育園や幼稚園など109園を対象とした実態調査を実施した。91圓から回答があり、気になる子の割合は3.3%、障害児0.5%だった。「気になる子」は増えている意見が複数寄せられており、日々の保育への戸惑いや困難さを感じている状況もみられた。対応策として、療育の専門機関や学校などとの連係が必要、専門家が実情を見て保護者への橋渡しやアドバイスが欲しいなどの要望が寄せられている。

幼稚園に対する巡回支援について、21年度は臨床心理士等の専門職を確保し、対象を20年度の公立保育園から私立の幼稚園・保育園まで拡大するための準備を進めている。

巡回方法としては、目的を園の支援と位置づけ、園の職員の困り感に寄り添って一緒に考えて行く。巡回支援の職種は、臨床心理士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、保育士の各専門職を考えているが、それぞれの園の状況に合わせて、必要のある専門職がチームを組んで訪問するとともに、園職員も含めた専門職相互の恊働のなかで、気になる子を理解し、よりよい発達を目指してゆきた。
巡回の回数としては、年2回、市内保育園・幼稚園等に希望を取ったうえで訪問する予定でいる。

つのだ:幼稚園在園の障害児指導のための補助金(一人当たり7万円)のうち、障害者手帳所持以外の気になる子(子ども発達相談センターの通所証明等)に対する補助交付人数は?

学校教育部長:子ども発達相談センターが開設した平成17年度は12人、18年度11人、19年度12人、20年度23人である。

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